造船業

トン数

トン数(トンスウ)

トン数は、船舶のサイズや積載能力を測定するために用いられる単位であり、海事業界において重要な指標である。一般に、トン数は船体の体積や積載できる重量に基づいて算出され、用途に応じて異なる種類のトン数が存在する。

代表的なものに総トン数(GT: Gross Tonnage)と純トン数(NT: Net Tonnage)があり、総トン数は船舶全体の体積を示し、商船においてはそのサイズや税関手続きに影響を及ぼし、客船や漁船の大きさの評価に用いられる。一方、純トン数は船舶の有効な商用空間のみを計測したものであり、総トン数から機関室や船員室などの容積を取り除いたもの。積載可能な貨物や乗客の数を表す指標として用いられ、客船や貨物船に用いる単位。さらに、載貨重量トン数(D/T: Deadweight Tonnage)は、船舶が安全に運搬できる最大重量を指し、貨物、燃料、乗組員、備品を含み積載可能な重さである。これは貨物船やタンカーに用いる。また、排水トン数という概念は、船が押しのけた水の重さであり、軍艦に用いる評価。なお、明治時代以前は石(コク)という米俵の単位を物差しとしていた。