造船業

進水式

進水式(シンスイシキ)

進水式とは、船舶が建造された後に行われる、新造船舶を初めて水に触れさせる作業・儀式である。この式典は、船舶が初めて水に浮かべられる瞬間を祝うものであり、多くの場合、造船所やドックで行われる。進水式の歴史は古く、古代の航海民族にも類似の儀式が存在したとされている。現代では、進水式は造船業の重要な節目であり、船舶の安全航海を祈願する意味合いを持つ。また、造船会社、船主、関係者が集まり、その船舶の完成を祝う社会的イベントともなっている。

進水式には、船舶の命名、スポンサーによるシャンパンボトルの打ち破り、スピーチやセレモニー、船舶の進水などが含まれる。命名は通常、スポンサーなどによって行われ、船舶に名前が付けられる瞬間は、進水式のハイライトである。シャンパンボトルを船体に打ち当てる行為は、幸運を祈願する象徴的な儀式であり、船舶の安全と繁栄を願って行われる。なお、進水式の時点では、船殻が完成しているのみで、航行は不可能である。進水式の後、艤装や性能試験などが完了した後に、船主に引き渡される。