一般貨物船(イッパンカモツセン)
一般貨物船は、多種多様な貨物を運搬するために設計された船舶である。多目的船とも。
特定の貨物専用に設計されていないため、柔軟性が高く、様々なタイプの荷物を積載可能である。この船種は主に、バルク貨物、パッケージ貨物、コンテナなど、標準化されていない商品や原材料の輸送に使用される。一般貨物船の特徴は、荷役作業の方法や貨物の種類によって異なるが、多くはギアレス(クレーン等の荷役設備を持たない)またはギア付き(自身で荷役作業が可能)のいずれかである。船の構造においては、多目的船としての機能を持ち、特別な設計を必要とする輸送品以外のほとんどの貨物に対応できる。荷物の種類や量に応じて内部構造が変更可能なフレキシブルデザインが一般的であり、複数の船倉と調節可能なデッキが特徴である。また、貨物の取り扱いに応じて、オープンハッチ、ツインデッキなど、様々なタイプが存在する。
一般貨物船は海上輸送における多様性と柔軟性を提供し、特定の品目に特化した船舶と比べて、より広範囲な貨物輸送ニーズに応えることが可能である。逆に言えば、輸送効率などはコンテナ船と比較して劣るため、貨物の量が少なく、またコンテナに適せない場合に主に使われる。ただし、内航航路ではコンテナ化の整備の遅れなどもあり、一般雑貨などの輸送を担うことも見られる。
