LNG船(エルエヌジーセン)
LNG船とは、液化天然ガス(Liquefied Natural Gas)を輸送するための船舶である。液化天然ガスは、天然ガスを-162℃まで冷却し液化させたもので、液化すると体積が約600分の1になるため輸送効率が高い。その-162℃に対応するため、LNG船では極低温(約-162℃)で天然ガスを液化状態に保つための断熱材料で覆われた貯蔵タンクを備えている。液体状態であっても原油の比重約と比べてもかなり軽いため、石油類タンカーと比べても船体が大きくなる。
LNG船のタンクには複数のタイプが存在する。代表的なものには、メンブレン方式のタンク(membrane type)と球型タンク(Moss type)がある。メンブレン方式のタンクは、船体の形状に合わせた薄い膜でガスを密閉し、球型タンクは独立した球形のタンクでガスを保持する。メンブレン方式の場合は、タンクの形が四角くなるため効率よく運搬ができるが、保守や技術的難度が高い。
