舶用工業(船舶工学・システム)

デュアル・フューエルディーゼル機関

デュアル・フューエルディーゼル機関(デュアルフューエルディーゼルキカン)

デュアル・フューエルディーゼル機関(デュアル・フューエルエンジン、Dual Fuel Engine)は、主に海運業において使用される、二種類の燃料を使用可能なディーゼルエンジンの一種をさす。この機関は、液化天然ガス(LNG)と通常のディーゼル燃料の両方(つまり、液体燃料とガス燃料)を利用できる点が特徴。エンジン設計上、これらの燃料を単独で、または混合して燃焼させることが可能であり、燃料の柔軟性と効率性を高める技術として注目されている。

この技術は、環境規制の強化に伴い、温室効果ガス排出削減の手段として特に重要視されている。デュアル・フューエルディーゼル機関を搭載した船舶は、LNGの使用により硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)の排出量を大幅に削減できるため、国際海事機関(IMO)の環境基準に適合しやすい。また、燃料の選択肢が広がることで、経済的な利点もある。