造船業

船殻

船殻(センコク)

船殻とは、船体の主要な部分であり、船の水密性や浮力を確保する構造体である。水に浮かぶだけの最低限の部分であり、各種艤装や機関部品などを除いたものである。通常、鋼鉄やアルミニウムなどの金属製で、船の形状や強度に影響を与える。近年では、軽量化や強度向上のために炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの高性能複合材料が使われることもある。

船殻は外板、内部構造(隔壁や床板)、船底などから構成され、これらの部分が組み合わさって船の全体構造を形成する。大型コンテナ船やタンカーでは、荷重分散や衝撃吸収のために複雑な船殻構造が採用されることが多い。また、船殻は定期的な保守・点検が必要であり、特に海水の腐食や生物付着による影響を受けやすいため、防錆処理や塗装が重要な役割を果たす。