造船業(ゾウセンギョウ)
造船業とは、船舶やその他海上輸送手段を設計、建造、修理、改造する産業である。新規造船だけにとどまらず、修理なども造船業に含まれる。主要な活動は、新規造船、修理・メンテナンス、改造・アップグレードに分類される。新規造船では、客船、貨物船、タンカー、漁船、特殊船(例:調査船や海洋研究船)などがあるが、数十万点の部品をアッセンブルする組立産業と言える。修理・メンテナンスは、船舶の安全性と機能性を維持するために定期的に行われる。改造・アップグレードは、船舶の寿命延長や機能改善を目的として実施される。
現代の造船業は、環境基準の厳格化やエネルギー効率の向上に向けた技術革新が求められている。例えば、排出ガス削減のためのクリーンエネルギー技術の導入や、デジタル化による建造プロセスの最適化が進行中である。世界の造船業の産業規模は約 10兆円であり、海運という経済に必要不可欠な業態に連動することから、世界経済の成長とともに成長を続ける事業領域と言える。現状では中国、韓国、日本の三カ国で世界の建造量の90%程度を占めている。
