鉄鉱石運搬船(テッコウセキウンパンセン)
鉄鉱石運搬船とは、ばら積み船の一種だが、その名の通り、鉄鉱石を海上輸送するために設計された専用船である。主に鉱山地域から製鋼所までの長距離輸送に用いられる。この種の船舶は大型であり、鉄鉱石の重量に耐えうる強度と容量を備えている。鉄鉱石はその重量ゆえに、効率的な輸送を要求されるため、これらの船舶は非常に大きな積載量を持つ。一般的には、鉄鉱石運搬船はバルカーの一種として分類されるが、鉱石専用の設計を有する点が特徴である。また、これらの船舶は多くの場合、排水量が非常に大きい。具体的には、鉄鉱石は比重が極めて大きいため、積み荷スペースを船体中央部に寄せる、その上でそのまわりをバラストタンクとするなどの工夫をし、転覆を防いでいる。他のばら積み船と較べると、ハッチが小さい特徴がある。主な輸送ルートは、オーストラリア、ブラジル、南アフリカから、中国、日本、ヨーロッパなどの製鋼国へ向けてのものが多い。
