海運会社(カイウンガイシャ)
海運会社は、貨物や乗客を海路で輸送する事業を行う企業であり、海事分野において中心的な役割を担う。この事業は、船舶を用いて国際的な物流を支える重要な機能を果たし、世界経済と密接に関連している。大別してコンテナ船、一般貨物船、自動車運搬船、ケミカル船、特定の液体やガスを輸送するタンカー、特殊な貨物を扱う重量物船などが主に運航する船舶である。それらを複合して運航している企業も、また船種を限定して事業を行っている企業もそれぞれ存在する。また海運会社によっては、定期船・不定期船それぞれに尖った、あるいは両社を運航する企業もある。
近年では環境規制の強化やデジタル化の進展に伴い、省エネルギー型船舶の導入や船舶運航の効率化が進められている。海運会社は、国際海事機関(IMO)や各国の海事法規に則り、安全で環境に配慮した運航を実施する責任を有しており、その業務は多岐にわたる。具体的には、船舶の運航管理、貨物の取扱い、乗組員の管理、船舶保険、港湾との調整などがそれに相当し、海運に関する全般的な業務を担うと言える。
さらに、グローバル化の進展に伴い、海運会社間の提携や合併、業務のアウトソーシングが見られる傾向にあり、業界の再編が進む場面も目撃される。さらに近年ではは海上輸送のみならず、物流の各段階において複合的なサービスを提供することで、顧客のニーズに対応し、他運送手段などとの差別化を狙っている。
