海運業・物流

半潜水式船

半潜水式船(ハンセンスイシキセン)

半潜水式船とは、その主な特徴である可変浮力を利用して、一部または全体を水中に沈めることができる船のことである。潜水艦と同様の仕組みで、船内に設けられたタンクに注排水して浮力を調整し潜水が行われることが専らである。海運の範疇では大型構造物の輸送に用いられるが、海洋掘削設備の設置、特殊目的の海洋研究、軍事用となどに用いられる。半潜水性能を持つことにより、船体が重い貨物を水上に浮かべた状態で運搬し、目的地に到着後、船体を沈めることで貨物を海中に下ろすことが可能となる。これにより、通常のクレーンやリフティング機器では困難な大規模な輸送作業が可能になる。また、海底掘削プラットフォームなどの海洋資源開発設備の設置にも使用される。